【大平あやめ公園池】

やぶはら高原こだまの森やスキー場方面に向かう途中に、大平あやめ公園池があります。かつてこの辺一帯は湿地帯で自生のアヤメが多く「菅大平天然菖蒲園」と呼ばれていた。昭和48年に「大平温水ため池」が完成し、昭和60年代に拡張された。池の形は三角形状の長円形、周囲の長さ約750m、面積は焼く2,600平方メートルである。池の北側はヨシが茂りガマが所々に生えている。北東側は昔の名残で湿地帯である、一部はミズゴケ湿原で泥炭層も発達し池塘(ちとう)がある。東側の山から流下してきたネギ沢の水は、民宿の横を通って池に流入しているが、この周囲には座禅草が生育し、雪解け時にはえんじ色の花を見せてくれる。水深は南側の排水口近くが最も深く、最深部は3,7mで、北側にいくにつれて浅くなっていく。池にはイワナやワカサギや鯉、ドジョウ、フナなどが生育している。ここで繁殖したものと思われる鯉やフナ類の稚魚も多数見られる。

(木祖村誌編纂委員会発行 『木祖村誌』より抜粋)