木祖村名勝地 本陣跡
更新日:2022年02月03日
近世初頭、慶長から元和年間に宿駅が設定整備された。木曽氏の家臣古畑十右衛門の屋敷があったこの地が、諸大名・幕府の役人・公家・高僧など公の宿泊施設である薮原宿の「本陣」となった。
安政年間の記録によれば、間口十四間半(約26メートル)奥行二十一間半(約39メートル)の敷地(約310坪)で、その中に六間半に門を構え、番所・厩・玄関付の屋敷で、部屋数は上段の間を含め二十余であった。南寄り間口八間が本陣古畑氏(六代より寺島と改姓)に居宅となっていたが、宿泊者が多いと共用した。
薮原宿の本陣は中山道難所の一つだった鳥居峠の麓に位置し、宿泊するものが多い故か規模は木曽の宿駅の中では比較的大きい方である。
文久元年(1861)には皇女和宮もこの本陣に宿泊した。
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