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極楽寺山門附棟札1枚

更新日:2021年02月25日

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山門は、三間一戸四脚門で、『岨俗一隅(そぞくいちぐう)』には、「大門」と記されている。
棟札に見るように、元禄11年(1698)の造営で、桁行3.28m、梁間2.11m、屋根は、切妻造平入り二軒繁(ふたのきしげ)たるきで、銅板葺である。
扉口の本柱を丸柱、他を大面取角柱としている。
組物は出組とし、中備(なかぞなえ)には本蟇股(ほんかえるまた)を入れ、妻には板蟇股(いたかえるまた)を用い、妻飾は虹梁大瓶束(こうりょうたいへいづか)として、結綿(ゆいわた)に彫りの深い装飾がつけられている。
敷石は花崗岩で、中央を布敷に、その両側を四半敷に敷きつめ、いわゆる禅宗様を用いている。
この敷石形態は、『岨俗一隅』の絵図にそのままのものが見られ、今昔ひとしおのものがある。全体に簡素でまとまりのよい建築である。
棟札は、縦70cm、横10.4cm、厚さ1.8cmで、表面に「奉建立圓通大門 元禄拾壱暦戊寅孟春吉辰 敬白」としたため、裏面には大工名・寄進者名が記されている。

「木祖村の文化財めぐり」
(S61.3.25発行・木祖村教育委員会)より

令和2年度長野県地域発元気づくり支援金を活用し多言語翻訳事業を実施しました。

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この記事へのお問い合わせ先

木祖村役場 教育委員会

住所:長野県木曽郡木祖村薮原1191-1/ 電話番号:0264-36-2001/ FAX番号:0264-36-3344

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