田ノ上観音堂の本尊である。
一木造りで、総高は67.5cmである。
この仏像について次のような伝説がある。
「名僧の作による仏像を安置する土地は繁栄し幸福に恵まれるという迷信が流布された時代に飛騨の国から仏像を持参した某が、田ノ上の里に辿りつき一宿を求め翌朝出発というとき、仏像は急に重くなり大地について離れず止むなく此の処に置き去ったが、この観音菩薩の尊像は『行基菩薩の名作で飛騨の国某大寺の本尊である』と言い残したので、土地の人は相談のうえ現在の地に一堂を建立して安置したものであるという。
「木祖村の文化財めぐり」 (S61.3.25発行・木祖村教育委員会)より
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