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田ノ上観音堂附棟札2枚

更新日:2021年02月25日

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木曽三十三番札所のうち、第五番のこの観音堂の、創始は明らかでないが、棟札によると再建は安永5年(1776)である。
総欅造り茅葺の堂で木曽谷では珍しい。
桁行4.84m、梁間3.75mで、正面の欄間の彫刻は精巧である。
本尊には、聖観音菩薩が祀られている。
境内に桜の大木が2本あったというが、現在は1本が残り,村の天然記念物に指定されている。
棟札について、2枚のうち1枚は再建された本堂のもので、「奉建直観音堂安永五歳丙申十一月六日入仏」また、時の極楽寺住職第11代「海安和尚」の名や、庄屋・棟梁などのほか、総費用と屋根葺職人と思われる越後の人の名が見られ興味ぶかい。
他の1枚は、上部に「奉建立供殿」とその下方に、「奉寄進鋪石きざはし」と2件が記され「石きざはし」の銘は、本堂再建の7年前の記年であり、本堂再建時以前から境内が整備されていたことが知られ、この観音堂の創始の古いことが推察できる。

「木祖村の文化財めぐり」
(S61.3.25発行・木祖村教育委員会)より

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令和2年度長野県地域発元気づくり支援金を活用し多言語翻訳事業を実施しました。

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木祖村役場 教育委員会

住所:長野県木曽郡木祖村薮原1191-1/ 電話番号:0264-36-2001/ FAX番号:0264-36-3344

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