GoTo木祖村 諸木原用水碑
更新日:2023年10月09日
木曽荻曾村の農民で、仁左衛門という人が同村諸木原の地が平坦であるのを見て、「ここは開墾して水田にした方がいい」としばしば村人たちに話していた。しかし諸木原の地は、唐沢の扇状地で地味が肥沃でありながら、水が乏しく水の便が悪い。諸木原を水田にという願いの実現は困難であった。弘化元年辰年(1844)仁左衛門は、村人たちと相談して工事を起こした。味噌川の水を引くために堰を掘ったり、岩盤に穴を穿つ作業は大変な苦労であった。水を水平に引いてきて諸木原へ達せしめ、水田を開拓する事業の計画実現は難関辛苦を極めた。しかし、惜しいかな、その工事の途中にして仁左衛門は見果てぬ夢を抱きつつ病に倒れ、帰らぬ人となってしまった。村の先導的指導者を失って人々は嘆き悲しんだ。やがて、人々は大きな悲しみを乗り越え、気を取り直して立ち上がった。そして、村人たちはついに諸木原用水を完成させるところまでこぎつけた。まさに快挙というべきものである。この快挙は、一人一村を利するのみならず、国家を益することとして、その功績多大なりというべきである。
この記事へのお問い合わせ先
木祖村役場 住民福祉課 保健係
電話番号:0264-36-2001/ FAX番号:0264-36-3344