お六櫛の種類と形
更新日:2010年02月26日
薮原では一口に「お六櫛」と総称しているが、その種類は多岐にわたり、お六櫛はその用途と機能から大きく4種類に分けられる。さらにそれぞれに形や大きさ、歯のつけ方などの違いによって細かく分類され、名称がつけられている。
梳き櫛(透き櫛・寿喜櫛は当て字)
髪の垢、フケをとるなど、髪の汚れやホコリをとりのぞいて梳くのに用いる。いわば頭髪をクリーニングするための櫛。
解かし櫛(解き櫛)
結っていた髪をほどき、毛髪を揃えるのに用いるやや歯の粗い櫛。
挿櫛(飾り櫛・塗櫛)
髪を結ってから、髪の乱れを整えたり、髪に挿して飾りに用いたため「飾り櫛」とも呼ばれる。
結櫛
いわゆる日本髪、チョンマゲなど、髪を結うために用いられた櫛。主に髪結師、床屋など理髪専門職のために供給されていた。現在でも一部は相撲取り、時代劇等に関わる職種で伝統的に使用されている。
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